かずきにとってはかなり大きな存在。
それは
「おっぱい」。
2年半もの間、
毎日毎日、主食のように飲んできた。
寝るときも、おっぱいなしでは眠れない。
それくらい大きな存在
そのおっぱいにさようならを言う日がきた
数ヶ月前から「もうじきおっぱいとバイバイだね」といい続け、
1月9日土曜日の朝、最後のおっぱいを飲んだ。
「これが最後だよ」
「うん、かっくんさよならする〜」
となんとも楽しそうに会話をした。
かずきはきっとわかっていない。
こちらの勝手で大好きなおっぱいを取り上げて、
私は本当に本当にごめんね、という気持ち。
おっぱいを辞める大きな理由、
それは第二子がほしいということ。
私は子供ができにくい体に加えて、
妊娠ができにくくなる子宮内膜症に過去になった。
おっぱいをあげていても妊娠する人もいるけど、
ホルモンの関係で、授乳中は妊娠できにくくなるらしい。
果たしておっぱいを辞めてできるかって言ったら
それはわからない。
ずっとずっと第二子のことは考えないようにしていた。
またあの辛く苦しい→
不妊治療の日々を
過ごさなくてはならないのかと、
どうしても一歩踏み出すことができなかった。
ちょうど、4月からかずきが保育園、私が仕事をすることになり
いい機会だ!ということでおっぱい卒業を決めた。
想定外だったこと。
それは、母親がすごく辛かったこと。初日の夜、
「パイパイ飲みたいー」
と大暴れして泣くかずきに対して、
何もできず、ただただ抱っこして
「飲みたいね、飲みたいね、でももうバイバイしたでしょ」
といい続け、内心
「ごめんね、ごめんね、ごめんね」
「やっぱりあげようかどうしようか」
とすごくすごーく葛藤していた。
でも、おっぱいやめて一週間経った今、
やめてよかったかもと思う。
前よりも増してかずきがとってもかわいい
パイパイと寄ってくるかずきを
ストレスに感じていた時期もあったし、
どこでもいつでも言ってくるので、
その時間は何よりもパイパイに時間を費やさなくてはいけなかった。
そこから開放されて、
自分が「おっぱいをあげなくてはならない」
という信念に縛られていた部分もあり、
私の中でもパァーっと明るくなった感じがする
かずきは初日泣いただけで、
次の日からは泣かずに、けな気にがんばっている。
「パイパイのみたいな〜♪」と冗談交じりに言ってくるだけ。
お昼寝も、抱っこではなくてわざわざおんぶで寝たり、
カズキの中でも一生懸命おっぱいから離れようとしている。
そんながんばっているかずきをすごく愛おしいと思う
子供ってすごいな
自分の中でもきっと何か決心しているんだ。
ぼくはおにいちゃんだから、おっぱいはもう飲まない。
とでも思っているのかな。
私もかずきもすごく成長した、
とっても良い経験をさせてもらいました。
ありがとう