たまには汚染食品を食べても大丈夫だろう、と考えている人も多いと思います。

ぼくもその一人だったのですが、実際に大丈夫かを2年間シミュレーションしてみました。

体重70kg、セシウム100Bq/kgの食品200gをときどき食べると、その蓄積はグラフのようになります。

・生物学的半減期を70日とした場合

・生物学的半減期を110日とした場合

より防護する目的で110日のグラフで考えてみます。

汚染地域にしばしばみられるこの程度の汚染食品でも、バンダジェフスキー研究に基づくと、

・3日に1回食べると、5ヶ月弱で半数に心電図変化が起こりうる10Bq/kgに達したのち、20Bq/kgまで上昇するのがわかります。

・1週間に1度食べると、半年で心電図変化が起こりうる5Bq/kgに達したのち、2年間で10Bq/kg近くまで上昇します。

・2週間に1度だと、1年3ヶ月ほどでピークに達し、4Bq/kgほどが持続します。

・1ヶ月に1度だと、2Bq/kgあたりが持続します。

セシウムはとにかく排出が遅いのが特徴だと思います。また上記のように少量を少ない回数摂取することでも蓄積されることがわかります。1度取り入れると9割排出するまで1年を要し(生物学的半減期110日)、そのあいだは器官へのダメージがあると考えられます。基本的な姿勢として、できる限り取り入れないことが重要だと考えられます(考え直しました)。

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縦軸:体内セシウム濃度 Bq/kg

横軸:日数

生物学的半減期70日,110日

男性体重平均70kg

日本人の食品摂取量平均1600g

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